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雑誌Pen「東京古着日和」光石研が始めた大人のための古着入門

雑誌Pen「東京古着日和」光石研が始めた大人のための古着入門

SNSで圧倒的支持を得ているYouTube配信ドラマ『東京古着日和』

俳優の光石研が東京の古着屋を探訪し、貴重なヴィンテージに巡り合うというストーリーのこのドラマが、雑誌「Pen」の特集として登場。

主演の光石研をはじめ、古着好きの業界人の証言を通して、古着の魅力を発掘していくという、古着好きには見逃せない特集だ。

書名:Pen(No.499)
著者:
発行:2020/7/15
出版社:CCCメディアハウス

作品紹介

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「東京古着日和」は、2019年12月からYouTube配信で始まったPenオリジナルのドラマです。

独自の審美眼を持ち、日頃から洋服を愛する俳優の光石研が、東京の古着屋を探訪し、昔からめっぽう弱いというヴィンテージや超稀少な出物に思いを馳せるというストーリー。

この人気チャンネルを雑誌の特集にしたのが、「Pen」2020年7月15日号(No.499)。

ドラマで主役を務めた光石研さんをはじめ、クリエイターや目利きの証言を通して古着の魅力を再発見するほか、近年注目を集める東京の古着カルチャーにもフォーカス。

名店の協力のもの、年代物との一期一会、物欲と知識欲を刺激する内容が盛りだくさんの、まさしく大人のための古着の教科書です。

なれそめ

そもそも僕はテレビを観ないし、ましてネットを観ることも少ないので、『東京古着日和』なるドラマがあることを全然知りませんでした。

僕の情報源は、95パーセントくらいが紙媒体で、残りの5パーセントがテレビ(ほぼNHKニュース)とネット(スマホアプリ)という生活なので、まあ、それもやむなし(笑)

だけど、人並みにファッションは好きだし、その中でもアナログな匂いをぷんぷんさせている古着カルチャーは大好きな世界です。

だけど、古着ワールドって、どちらかというと若者中心のカルチャーみたいなところがあって、いい年をした大人が古着屋さんに入るっていうのは、なかなか抵抗感のある行動だと、地味に考えていました。

「新品で買えよ、いい大人なんだから」っていうような声が聞こえてきそうで(笑)

だから「Pen」のこの特集を見たときはうれしかったです。

いい年をした大人だって古着を楽しんでいいんだって、背中を押されたような気がして。

始めましょうよ、いい年をした大人の古着入門。

本の壺

心に残ったせりふ、気になったシーン、好きな登場人物など、本の「壺」だと感じた部分を、3つだけご紹介します。

日常をジャンプしたくなるような買い物をしたい

日常をジャンプしたくなるような買い物をしたくなる。着地点は見えない。でも、そこが楽しい! 必要なモノが欲しいんじゃない。欲しいモノが欲しい。男、58歳。古着に目覚めた夏です。(「時めく俳優・光石研が、古着に目覚めた58歳の夏」)。

ミニマリストみたいな暮らしが大きな流れとなる中、不必要な買い物にはどうしても抵抗感を感じてしまうのですが、「買い物のための買い物」というのは、やはり、日々を楽しく暮らすためには必要なもののひとつだと感じています。

つまり、それが「必要なモノが欲しいんじゃない。欲しいモノが欲しい」という光石さんの言葉になるわけですが、そういう気持ちがあってこそ、僕たちは明日も頑張ろうという気持ちになるんじゃないでしょうか。

「日常をジャンプしたくなるような買い物をしたくなる」って、すごく良い言葉だと思います(けだし名言)。

僕も日常生活を離れて思い切り遠くまで飛んでいけるような、そんな買い物をしてみたいなあ。

いいと思ったものが、たまたま古着だった

最近は、新品か古着かの境目もなくなってきているくらい。服としていいものであれば買う。すごくシンプルに接しています。古着か古着じゃないかは、そこまで問題じゃない。(「ヴィンテージが彩る、酒脱なライフスタイル」)

そう語るのは「オーラリー」デザイナーの岩井良太さん

最近のファッションシーンを見ていると、確かにそういう雰囲気が来ているような気がします。

いわゆる古着を古着っぽく着るというよりは、どこに古着が入っているのか、言わなければほとんど分からないような古着ミックスで、コーディネート全体の中でうまくマッチしていればそれで十分であって、古着か古着じゃないかというのは、実はあまり問題ではない

最近のお洒落好きさんには、そんなふうに肩肘張らずに古着を楽しむ人が増えているような気がします。

お洒落の楽しみ方が多様化する中で、ファッションを楽しむための選択肢が広がったということなのかもしれませんね。

ファッションシーンが、いよいよ成熟してきたというような気がします。

そして、実はこうした古着の楽しみ方というのが、昨今のシンプルなライフスタイルにもつながっているんでしょうね、きっと。

ウディ・アレンが愛したポロ・ラルフローレン

ウディ・アレンが映画で披露したのは、時代を象徴するニューヨーク的なトラッドスタイル。さまざまなチェックのシャツを幾度も着替えてスクリーンに登場する。チェックシャツに合わせたのはプリーツが入り、ゆったりしたシルエットのチノパン。彼が着ていたのはほとんどが当時、ニューヨークで最も注目されていたポロ・ラルフローレンの製品だ。(「名優のスタイルを思い起こさせる、永遠の定番品」)

映画のファッション・チェックで必ず登場するのが、アメリカン・トラッドを体現していた映画監督であり、俳優のウディ・アレンです。

1977年(昭和50年)に公開された映画『アニー・ホール』は、今も多くのマニアックなファンから熱狂的に支持されている名作ですが、『アニー・ホール』の中でもウディ・アレンは、チェックシャツとチノパンの黄金コンビ的なコーディネートを披露しています。

ウディ・アレンのこのコーディネートは、古き良きアメリカの象徴みたいで、僕も大好きなんですが、チェックシャツ着てチノパンを履くと、たちまちウディ・アレンになったような気がします

ツイードのジャケットなんか羽織ると最高で、今でも僕は時々、一人でウディ・アレンごっこをして楽しんでいるのです(コスプレかよ笑)。

ラルフローレンの古着は、今の時代の空気感にもマッチするものが多いので、大人の古着入門にもぴったりですよね。

読書感想こらむ

さすがに、雑誌「Pen」の古着特集、読みどころが多くて、本当はもっとたくさんの記事を紹介したいくらいなんですが、それは実際に雑誌を読んで、自分の目で確認していただきたいと思います。

ところで、本号を読んで、僕の物欲が最も刺激されたのが、エルメスのシルバー製パフュームボトルネックレスです。

手のひらに簡単に収まってしまうくらい小さなボトルは、上品で落ち着いていて、大人の男性が身に付けても決しておかしくはないアクセサリー。

「シルバー製の艶やかな輝きが夏の軽装にクラス感を添える」という煽り文句も、物欲を刺激しまくりです(広告に乗せられやすい簡単な消費者です笑)

ミニチュアだけど、本物のパフュームボトルとして使えるそうなので、いい年をした大人だったら、本物の香水を入れて楽しみたいところ。

休日のアクセサリーには、このくらいリラックスしたものが、ちょうど良いような気がします。

ぜひ、夏の間に見つけて、白いTシャツに合わせてみたいなあ。

まとめ

雑誌「Pen」の古着特集「東京古着日和」は、いい年をした大人のための古着案内です。

オシャレを彩るアイテムのひとつとして、ナチュラルに古着を楽しみたいですね。

古着屋巡りにハマりますよ、絶対(笑)

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じゅん
じゅん
札幌在住の文化系社会人。文学散歩とカフェ読書を楽しんでいます。札幌中央図書館の2階辺りに棲息中。